toromogu's blog

怠惰な日々

小さな命を守りたい!

一匹でも犬・ねこを救う会
07 «1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09
     現在の閲覧者数:

東京新聞「秘密」秘密って ばかな話 作家・澤地久枝さん 

作家の澤地久枝さんが、東京新聞で語っています。
東京新聞TOKYOWeb ↓↓ 2013年11月4日 朝刊
「秘密」秘密って ばかな話 作家・澤地久枝さん

機密を漏らした公務員らへの罰則を強める特定秘密保護法案に、強い懸念が広がっている。
一九七二年の沖縄返還をめぐる日米密約を、著書で取り上げたノンフィクション作家沢地久枝さん(83)は
「この法律が成立したら、密約の当時よりもっとひどいことになる。憲法がどんなことを定めていても全部
吹っ飛ぶのではないか」と憂える。

「とんでもない法案だとあきれました。こんなに内容が分からない法案は初めて見た。具体的な部分で
『政令で定める』と書いてある箇所がいくつも出てくる。政令は、政府がいくらでも出せるものです」

特定秘密とは、安全保障に著しい支障を与える恐れがあって特に秘匿する必要のある情報で、防衛相ら
行政機関トップが指定する。「一般の人には、自分が特定秘密に触れているのか分からない。文章を書く
人が取材した後、これは特定秘密だと言われたらアウト。特定秘密の秘密とは何ですかと聞いても『それは
秘密です』なんて、こんなばかな話はない」
政府は今国会中の成立を目指しているが「戦争中の法律よりひどいのではないか。当時、軍事機密に
触れるようなことは一般の人も予測できた。今度の場合、想像ですが、何が特定秘密かはだいたい米
政府との話し合いで決まるのではないか。今急いでいる理由は、日米関係を特に軍事面で円滑にするため、
日本はこうしますという約束を米国に見せようとしているんだと思いますね」

沖縄返還の日米密約に迫った新聞記者が逮捕された外務省機密漏えい事件を、著書「密約」で取り上げ、
密約の文書開示請求訴訟にも原告として加わった。「法案が成立すれば警察国家のようになる。特定秘密の
保護措置として警察庁長官はいろんなことができる。戦争中の日本人は『警察ににらまれたらまずい』と思い
ながら話していた。そういう時代に戻る可能性が非常に大きい」

罰則で、公務員らが特定秘密を漏らすと最高十年の懲役に、漏らすよう働き掛けた場合も五年以下の懲役となる。「公務員は恐ろしくて何も言わなくなるし、情報提供を受ける側も取材しにくくなる。おかしいと思うことを調べ、社会のためだと思って発表しても、特定秘密を公にしたと認定されれば罪に問われるかもしれない。記者やライターがさらし者になり、公務員も被告になるのです。われわれがこれも特定秘密かと用心深くなっていけば、この国の言論は窒息します。それが法案の狙いかと思います」

法案は、平和主義や国民主権、基本的人権の尊重という憲法の基本原理に対する反動とも指摘する。「明らかな
憲法違反です。米国の戦略の中で戦争に向かう約束をしても、秘密といえば分からない。この法律が通った瞬間に
日本は別の国になる。それほど悪い法律で、憲法を変えなくても何でもできる。憲法九条や九六条を変えると言えば反論できるが、特定秘密の内容には反論できない」

安全保障に関する情報を守るのが目的としているが「安全保障自体がはっきりしたものでないから、どれがその情報か分からない。みんな特定秘密にしてしまえば国は答えなくていいし、憲法も無視できる。こんな法律のある国を、次の世代に渡せますか」。

× ×

さわち・ひさえ 三〇年東京生まれ。中央公論社を経て「妻たちの二・二六事件」でデビュー。「火はわが胸中に
あり」で日本ノンフィクション賞。ミッドウェー海戦の克明な調査で菊池寛賞。

関連記事
スポンサーサイト


雑記帳  :  trackback 0   :  comment 0    top

コメント

top

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://toromogu.blog13.fc2.com/tb.php/1967-6c54b781
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top